きままにメガテン関係のSSを書いてゆきます
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2026.02.03 Tuesday
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前フリを長くしすぎました
2011.10.26 Wednesday
風が強くて、朝から寒かったです。
自転車で、駅まで通勤しないといけないので衣服調節メンドくさい…。
こいでいる間は寒く、電車に乗ると暑い。
上着を脱ぐとまた寒い。
しょうがないから、OCでもプレイして気を紛らわせましょう。
しかし、新しいタイトルが発売されてゆくたびに、増えてゆくアンソロジー&薄い本の山
どうしよう… 本棚がいっぱいだよ
この間、ブッ●オフにたくさん売ったのに……
まあ、それはおいといて(?)
つづきに、SSアップします。
あ~、純粋なるデビサバ…でしょうか???
自転車で、駅まで通勤しないといけないので衣服調節メンドくさい…。
こいでいる間は寒く、電車に乗ると暑い。
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しょうがないから、OCでもプレイして気を紛らわせましょう。
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どうしよう… 本棚がいっぱいだよ
この間、ブッ●オフにたくさん売ったのに……
まあ、それはおいといて(?)
つづきに、SSアップします。
あ~、純粋なるデビサバ…でしょうか???
ファースト・キス(発端)
悪魔と戦い、炎天下の中を歩き回り、何とか封鎖内で命を繋いでいこうとする過酷な日々の中で、ふと訪れた小休止の最中のことだった。
埃っぽいベンチに座ったユズは、ペットボトルの中身を残らず喉に注ぎ込んで、水分補給を終えた。
ついこの間まで、浄水器なしでは飲もうとも思えなかった、まずくてたまらなかった水道水。
この温くて、カルキ臭い水が、今の自分たちの生命線だ。
また、長蛇の列にならんで、水をくんでこなくては、と思ってため息をついたとき。
隣にすわったコスプレ少女が、ふと何か思いついた顔で話しかけてきた。
ピンク色の、目立つ衣装をまとった年下の彼女は、女の子同士のナイショ話を持ちかける時特有の、ひそひそ声でこう質問した。
「ねぇねぇねぇ、ユズさんと実未央さんて、コイビト同士なの?」
「な、え、えええ!!そんなワケないでしょ!」
ユズは声を潜めた相手の配慮(?)にもかかわらず、大声を出してしまう。
思わず辺りを見回すが、周囲に人がたくさんいるにもかかわらずこちらに注目する人はほとんど居なかった。
もっとも、封鎖も4日目を過ぎようとしているときに、たかが女の子の奇声に注意を払う余裕のある人間などいる筈もない。
当の質問相手はといえば、きょとん、と瞬きした後がっかりした顔になる。
「違うの?え~、すっごくいい雰囲気に見えるのに~」
「えっ、そう見える?」
「見えるよっ!それに実未央さんて、優しいしカッコいいし強いし!まさに、理想のヒーローだよね。ま・さ・に・レッドだよねっ!!」
両のこぶしをにぎりしめ、力説するミドリにユズは喜んでいいいやら、脱力していいやら反応に迷った。
「レッド…ね、あははは…。それは置いといて。とりあえず、実未央はただの幼馴染だよ」
そう、幼馴染だ。
女の子の中で、自分より彼に近しい存在はまず、いない。
それどころか、実未央の家族の以外の人間の中で一番親しい存在も、ユズがトップにくるだろう。
アツロウは…、男の子同士なのだから、除外してかまわない。
それに、付き合いの深さ(年月)では、どうやったって自分にかなうわけがない。
だから、彼にとってもっとも近しく馴染みのある存在は自分だ。
ユズは、己にそう言い聞かせた。
「そ、それより、ミドリちゃんこそ!好きな相手とかいないの?可愛いし、ネットアイドルなんだし、告白してくる人とかたくさんいるんじゃない?」
動揺を抑えつつ、そう切り返すとミドリは首を横にふる。
いつも天真爛漫な笑みを浮かべている顔が、不意に曇った。
そんな彼女の表情は、COMPを捨てる捨てないの問答や、ケイスケ君が死んでしまった時以来だとユズは思う。
何かまずいことをいったのかと思いつつもユズが黙っていると、ミドリは衣装のすそをぎゅっと握り俯いた。
「そりゃ、可愛いとか、好きだとか、付き合ってとか言って来る人はいるけど。
でもそれって、あたしじゃなくてドリーが好きなんだよ。ドリーだって、あたしの欠かせない一部ではあるけど、それがすべてじゃないもん」
「……え、っと?ミドリちゃん」
やけにシリアスな顔で言い切った後、黙り込む相手に、ユズはどう言葉をかけて良いかどうか迷った。
「よっ、お待たせ、二人とも。いや~、長いトイレだった。男でも長いんだから、女は大変だよな、ほれ、ついでに水汲んできたぜ」
背後から能天気な声が、割り込んできたことに正直ほっとする。
「もうっ、遅いよアホロウ!でもまあ、水汲んできてくれたんなら許す」
「だれがアホロウじゃ!ほらよ、ユズもミドリちゃんも」
手渡されたペットボトルを握り締め、ユズもミドリも口々に礼を言った。
日々、厳しさをましてゆく封鎖の中で、水を手にすることすら膨大な時間と根気を必要とする。
アツロウは、普段おちゃらけているくせに、こんな風にさりげなく優しさと男らしさを見せてくれる。
面とむかって褒めるのはしゃくだけれど、結構頼りにしているのだ、ユズも、ミドリも。
もう一人の幼馴染は、頼りになることはなるのだが、偶に生まれ持った天然が爆発することがある。
「やっぱり、直哉さんの従弟ってことかなぁ」
「直哉さんがどうしたって?」
直哉さん、の一言に敏感に反応したアツロウが、ベンチの背もたれに手を着いて乗り出してくるのを、押し返しながらユズは言った。
「うぅん、なんでもないよ、女の子同士の話」
「そっか。んじゃ、聞かないよ」
素直に引き下がるアツロウを、引き止めたのはミドリだった。
「え、直哉さん、て誰?」
「んあ?ああ、実未央の従兄だよ」
「ふ~ん。どんな人なの?」
「おっ、よく聞いてくれちゃいましたね、ミドリちゃん。直哉さんはね!!!」
「馬鹿じゃないの、馬鹿じゃないの、馬鹿じゃないの、馬鹿じゃないの、馬っっ鹿じゃないの!!」
アツロウの、パソコンオタク全開の台詞をさえぎるにはこれが一番。
今までの、経験則からユズは知っていた。
だが、封鎖の中では今までの経験も法則も役に立たない。
普段ならユズの一気呵成の罵倒に、しおしお引き下がっていた筈のアツロウは……。
「ああ、直哉さんていうのはね、実未央のファースト・キスの相手だよ」
「えええ!なにそれ、ちょっと詳しく聞かせて」
なぜかキラキラと、目を輝かせるミドリと。
「何言ってんのよ!あれは!べつに、実未央のファーストキスじゃないわよ!!だ、大体ああいう状況じゃあ、キスとか…、あ、あれは人命救助よ!」
いきり立つユズをいなしつつ、アツロウがニヤニヤ笑っていると……。
「お待たせ~、あれ?どうしたの」
“噂をすれば影がさす”ネコミミ・ベルの王(予定)が水汲みから戻ってきた。
オチまで書こうと思ったのですが、長くなったので
次回に……
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